メインのビジョン

代表取締役社長 菅原 弘之

人びとに喜ばれるシステムをつくる

1990年の創立以来、株式会社メインが独立系ソフトハウスとして大切にしてきたことです。これまでに私たちが手がけてきた電子マネー、クレジットカードといった「決済」に関するシステムは広く世の中に浸透しています。これは「喜ばれること」を突き詰めた結果にほかなりません。人びとを喜ばせるシステムをつくるには、相手のこと、世の中の動向などを深く洞察し、明確に「わかる」を定義する必要があります。オーダーされたことを実行するだけの受け身の姿勢では「わかる」ことはできません。お客さまの価値観やニーズを共有し、ときには潜在的な想いを掘り起こし、紐解き、想定以上の答えを提供してお客さまと信頼関係を築く。そんな一歩踏み込んだ積極的な提案型エンジニアリングをできることが「わかる」であり、世の中から「ありがとう」をいただけるシステム開発につながっていくと考えています。

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「喜ばれる」をかたちにする技術力

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IT業界では「最先端のデジタル技術」を大切にしていますが、私たちは人の想いも大切にしています。さまざまな人びとを喜ばせて「ありがとう」と言われることを、すべての社員が喜び、誇りを感じることができる集団になりたいと考えているからです。もちろん、喜ばれるシステムを実現する手段として、つねにビッグデータ、AI、IoTといった新たな技術を取り込む姿勢も持ち続けています。私たちの強みは会社の方針に合致していれば、役職やキャリアに関係なく誰もが新技術にチャレンジできる自由な環境があることです。アナログな「人の想い」をデジタルな「新技術」で喜びに変えていく。これが企業理念である「人と技術でやさしい関係を拓く」に込めた真意です。

人のことに関する新サービスの開発へ

世界的な市場ニーズは「もの(製品)」を所有するから、「こと(サービス)」を利用する方向に移りつつあります。こうした動向を受けて、私たちは事業の軸足を「お客さまのオーダーを受けてものをつくる」から「人のことに関する新サービスを開発し、提供する」へとシフトしています。ここで生きてくるのが、先に述べた積極的な提案型エンジニアリングの力です。たとえば、インターネットの普及によりバーチャルな領域でのデータ収集、解析はできるようになっていますが、今後、IoTが普及することで人の行動、足跡といったリアルなデータ収集、解析が可能になります。この人の行動データをどのようなサービスに仕立て上げれば、利用する側、提供する側に喜んでいただけるのか。相手を深く理解し、アイデアを考え、新技術でかたちにして、世の中に広げていくことが私たちの使命であり、大きな喜びであると考えています。